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The Bud Powell Trio
The Bud Powell Trio

春らしい天気で、気持ちのいい1日になるようこのCDを選ぶ。
1曲目 "I'll remember april"は本当に「ある春の美しさ」という感じ。
胸躍り、風薫り、高揚する気分が耳から身体に入ってくるのが非常に気持ちよくて
大好きなアルバム。

日本盤タイトルは「バド・パウエルの芸術」となっていますが、
余計な表現を避けたこの簡単単純なタイトルも好きだ。

演奏と同じメロディの演奏者の声(うめきのような)が聞こえるのですが、
それはジャズのレコードが好きな理由の1つ。
生々しくてCDやMP3であっても、なんかレコードで聴いているような感覚にさせられる。

それとか、椅子のきしむ音とかリズムを刻む床を蹴る音とか。
演奏者が存在している「証」みたいなものが、ものすごく僕の心を惹き付けるのです。

このアルバムはどの曲も短くて、大体3分無いくらい。
春の風のように、あっという間に過ぎていってしまうのです。

難しいこと何一つ考えなくていい素晴らしい芸術。
うつくしいです。
Bud P.jpg
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ただの偶然
James Walsh GYPSY Band

二十歳過ぎに初めてニューヨークに行きました。
その頃すごく欲しいレコードがこれでした。
でも、日本ではすごく高価なレコードだったので買えませんでした。

ガイドにはない「レコード屋と面白い何か」を求め、一日中街を歩きました。
イーストヴィレッジ辺りを歩いていると、怪しい古物屋がありました。
もう6時を過ぎすっかり陽も落ちていたのでその店を物色したら
もうホテルに帰ろうと決め、お店に入りました。

何てことはない古着に古本、古道具などがホコリと一緒に積まれた店の奥には
レコード棚がありました。
4〜5000枚くらいだったでしょうか。
一日中歩き回った疲れと、大したものもなさそうな雰囲気、そして時間もないので
適当にレコード棚に手を突っ込んでレコードを1枚引き出して帰ろうと思い、
引き出したのがこのレコードでした。

70年代のテレビ司会者みたいな格好をした店主がドレッドの大男と談笑している所に
割って入り、恐る恐る聞きました

「How much is this?」

店主は会話を邪魔されたことに機嫌を悪くしたのか、
こちらを睨みつけながらそのレコードを手に取りしばし沈黙

「・・・」

「どうか法外な値段を言わないでくれ!」と心の中で念じ、じっと店主を見つめていると一言、

「$3」

店主の気が変わらない様、驚くこともなく「ちょっと高いけどまあ買うか」という
仕草で3枚のリンカーンを手渡し、逃げる様に店を出て仏さまに感謝しました。

次の日、その店に行きました。
しかし、どこの通りだったか思い出せず、数時間歩き回った末結局辿り着けませんでした。


人以外でもこの様に忘れられない出会いはあります。
そしてそんな風に出会ったものは、時が経っても大切にしていたくなります。

馴染みのない街では期待もせずに思うがままに歩いていると、
そんな奇跡が向こうから飛び込んで来る時があります。

はっきり言って、ただの偶然です。

でもそうやって簡単に片付けないことが、
小さな幸せを見つけるコツなのではないかと、良く思うのです。
gypsy.jpg
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真夏の夜のジャズ
Jazz on a summer's day
真夏の夜.jpg


1958年7月、ニューポート・ジャズ・フェスティバルのドキュメント・フィルム。
港町がジャズに酔いしれた華麗な4日間。

ライフ、エスクワイア等で活躍したバート・スターンの撮った画が実に美しく、
素晴らしい音とともに目の前を清流のように流れていきます。

沢山の素晴らしい説明不要のプレイヤーが出ているので、そこに触れるのはやめとこう。

音も画もすごく魅力的なのだけれど、この映画を観て一番惹かれたのは、
そこに聴きに来ていた観客や近所の住人達。

僕は普段メガネをかけているのですが、
そのメガネはRayban/WAYFARERのレンズを入れ替えたもの。
この映画で出てくる人達がかけているサングラスの殆どがこのWAYFARER。
50年代に映画スターやミュージシャンがかけて大流行したので、
沢山の人達がかけていたと思われる。アメリカに憧れの強い父親も持っていた程。
今も出ている現行品はサイドの留め具がロゴになりイマイチ。
なので古いタイプが消えゆく10年程前にいくつか買っておいた。

しっかりと太いフレームに結構な角度、平坦な日本人の顔には合いづらく、
重さとそれで下がってきてしまうのを我慢して早10年。

ここ数年、黒く太いフレームが流行っているので本当は違うものを、と思ってしまうのだが
やはりここから離れる気になれず、せめての思いで最近はベッコウに変えてみた。

頻繁に「それはどこの?」と聞かれるのだけれど、
中でも数年前にある機会でサミュエル・L・ジャクソンと会った時、
彼にも同じ様に聞かれ、やはり古いウェイファーラーには
何とも言えない魅力があるのだろうと強く思った。

50年代、アメリカの人達がこのフレーム越しに、形となった沢山の夢や希望を見てきたように、
夢や希望を形にしそれをこのフレーム越しに見ていたいと強く思うのだ。

glasses.jpg
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twitter
今朝、ラジオで耳からtwitterの話、新聞で目からtwitterの記事。
特に興味は無かったし、フォローもしていなかったけれど、
これだけ畳掛けてくるのならやってみよう、と思いました。

ラジオで「頭の中で一人でしゃべっていることを残せばいい」と言っていたので
「あ〜なるほど、そういう程度ね」とのことで。

http://twitter.com/NAOKIAUDIOARTS

全く関係ないbraniffのうつくしい広告画像
braniff.jpg
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Kenji,Gota & Negi / One day super session
Kenji,Gota & Negi "One day super session"

を一足先に聴かせて頂きました。
もちろん皆さんベテランのスーパープレイヤーなので内容の満足度は当然なのですが、
こんなにも素直に聴けるなんて思いませんでした。

なんかこのメンバーのSuper Sessionと聞くと構えちゃうというか何と言うか、
もの凄く強いボールが飛んで来てもいい様に心の準備をしてしまうので。
でも全然そんなことなくて。オリバー(オリーブ愛読男子)にも素直に受止められて、
好きになっちゃう優しくかっこいい音。一つ一つどれもかっこいい音で鳴ってる。

想像ですが、かなりリラックスムードの中の録音だったのではないかと。
感覚としては、「ロンドンでのんびり過ごした日曜日」という感じ。
もちろんそれは、ロンドンでKenjiさんGotaさん達とそんな風に一緒に過ごしたから
思えるのかもしれないのですが、でも本当にそんな感じの楽しく刺激的なかっこいい音。

庭でBBQやって、近くの公園行ってボール蹴って、パブ行ってビール飲んで、夜はリビングで音楽聴いて、、、
ちなみに僕はお酒がのめないのでパブに行ってもジュースでしたけど。

優しく気さくな雰囲気の中に、経験とパワーのあるプレイに少しの緊張感ともの凄い説得力を感じます。
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