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Pastels
UKインディーポップ界の王様Pastels

Pastelsの中で稀にではあるけど今でも聴くのがこの曲。
オリジナルは元MonkeeysのMike Nesmithによる
Mike Nesmith and First national band名義のカントリー調の曲。

Mike Nesmithといえば、
幼稚園くらいの頃、テレビで「モンキーズ」をよく観ており、
彼がよく被っていたボンボン付きのニットキャップに憧れたものです。
4人の中で彼が一番かっこ良く思え、ギター担当ということから
自分のギターへの憧れはこの人からだったのかもしれない、
と改めて思ってみたりします。

そんな彼の作った、Different Drumはたくさんの人達にカバーされ愛された曲です。
中でもMad HoneyのものとこのPastelsの2枚を良く聴きました。
今でも聴くなら、Plastelsのバージョンがゆるくてしっくりくるのでしょうね。

ジャケットは版画で、7inchというサイズからとてもかわいく、
オリーブ少女にプレゼントなんかしたら喜ばれたでしょう。

Pastelsといえばネオアコ系のレコード屋に行くと、
必ず壁の上の方にOrange Juice等と並んで魔除けのように
飾られていたものですが、そんなバンドが90年代に入っても
普通にリリースしていることはとてもうれしいことでありました。

美人薄命というか、インディーの場合良いバンドは大体3年くらいで
無くなり、神格化されレコードがレコード屋の魔除け代わりになるものですが、
彼らの場合Primal Screamの様に大きな存在になるわけでもなくとも
地味に活動を続けマニア達に作品を送り続けた、ということに
インディー魂みたいなものを感じてならないのです。

Pastels "Different Drum"
different drum006.jpg
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Martin Stephenson / Cathal Coughlan
Martin Stephenson / Cathal Coughlan

ミュージカル映画「Shall we dance」(1937年)の中で
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが、
アメリカ人とイギリス人の発音の違いを歌った曲(ガーシュイン兄弟作)のカバー。

Martin Stephensonは、Martin Stephenson and the Dainteesとして活躍で、
Cathal Coughlanは、Microdisneyというバンドの人。

そんな2人というか、
Martin StephensonについてはDaintees以外ほとんど知らないのだけれど、
Microdisneyが好きだったことと、この曲を面白いと思っていたので購入した7inch。

このてのシングルとしては珍しくジャケット無し。
なのでついつい無視してしまいそうだけれど、
その内容はイントロのピアノと2人の掛合が非常に良くて
91年くらいのものなのに、変な古くささまで感じられるところも良し。

これをきっかけに、
モダンジャズやビッグバンドものも積極的に聴く様になり、
その延長でソウルや古いロックなどに興味が移っていくのだけれど、
大体ネオアコファンというのは、もの凄い雑食性があって色々なものに
手を出すのがオチなんですけど、
それは音楽に対して雑食性のある人こそネオアコに手を出すのか。
ただなんでもほじくり出すのがすきなだけなのか。

好きになったバンドやアーティストが好きだったり、影響を受けたアーティストを
調べてまたそれが好きになり、またそのアーティストが影響を受けた音楽やシーンを掘り起し、
またそれを繰返す。そして、どんどんどんどん深みにはまっていく。
これを拗らせると場合によっては、音楽が好きというよりレコードを集めるという
症状が強くなり、末期にはレコードの山に部屋が占領されテレビ画面が半分しか見れない等、
普段の生活に障害が出るという状態にまで進行してしまうことがあります。

幸いなことに、レコードを集めるというより音が重要だったので、
ラジオのオンエア、再発等で財を使い果たす様なことにはならなかった。
また、近所の何でも無い普通の中古盤店で破格で手に入ることが多々あったことも
レコードに対して冷静でいられた要因なのかもしれない。

"Let's call the whole thing off"
let's call the whole003.jpg
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This Heat
いつもとちょっと違ったもの。

確か、日本盤タイトルは"地平"だったと記憶している。
79年のものなので当然リアルタムではないのですが、
UKアンダーグラウンドを掘り下げているうちに必ず突き当たる
「最大の壁」とでも言うのが適当かと。
アンダーグラウンドといっても日本盤も出てたし、
それなりの支持があったのだからそんなに大げさなアングラでもないか。

アバンギャルドの帝王と言われてたかどうかは知らないけれど、
とにかく理解不能。現代音楽と言ってしまった方が楽。
今だとノイズ系とか音響系等と片付けられてしまいそうで、
そんな簡単にしてはいけないのであまり引っ張りだしたくない感じはある。
とは言え、誰も引っぱり出さないからよいのだけれど(2006年にリマスタリングでCD再発)。
ただ今でも純粋に「カッコイイ」と思えるからそんなことはどうでもいい。

こういうと失礼だけど、必ずのぞく僕のエサ箱的
今は亡き渋谷ハンターの格安コーナーにレギュラーとして在籍しており、
(waveのセールに束で出されてるデペッシュモード程ではないが)
とても覚えやすいジャケット(表:青/裏:黄色)と名前のため、
知らないうちに脳に刷り込まれていた。

そんな高校生のある日、子供のころから知っている音楽や映画評論でおなじみの
「コンちゃん」こと今野雄二さんから「レコード整理するからおいでよ」と声を掛けられ、
代官山の地下倉庫にお宝を掘り当てにいく。
バカラック~Dボウイ~マービンゲイ~初期ラフトレード~プラネットロック等々、
60年代後半~90年初期くらいまでのレコードが、有り難いことに現地音楽誌の切り抜きや資料までついてるわけで、
この宝探しは10代の僕には知恵熱が出そうな程の出来事だった。
おかげでしばらく、学校と週末のSK8以外はこれら戦利品の処理に明け暮れる日々が続いた。

その時、ハンター格安コーナーで見慣れた
この青いジャケットもあったので当然持って帰ってお味見することに。
それは言葉にならない驚き、というかビックリ「…?!」でした。
「狂気」や「暗さ」そして今まで聴いてきたものと明らかに違うものでした。

ハンターで見かけることと、イギリスのレコードということ以外何の予備知識もなく、
純粋に聴くことができたことは今思うと有り難いこと。
気になったものは検索すれば済んでしまうという、
有り難くも悲しくもある今の時代に、そんな状況とはなかなか出会えないのだから。

この様に考えていると、ぼくはこう思えてならない。
新しい音楽が生まれないのではなく、生まれているにも関わらず、
先に情報や知識が邪魔し、既にあったものと結びつけたり、
もう出尽くしてしまった感に縛られすぎて純粋に受け入れることが
できないからなのではないかと。本当は知識や情報なんて後で良いんです。

後から色々調べていくうちに、イギリスでは70年代終盤から80年代初期にかけて
パンク~ニューウェーブと同期してノイズの嵐が吹き荒れていたようで、
その中でもこのthis heatがトップクラスということを知り、何となくその意味も理解出来たのだった。
とにかく音としてカッコイイのだから。

しかし、これを当時聴いていた理由としては、
1:今時こんな変なもの聴いてるやつなんていないはず
2:こういう理解出来ない音楽も知識と経験として必要なはず
3:何となく頭が良くなりそう
4:インテリが聴いてそう
5:手元にあるレコードは嫌でも聴き倒す
などという非常に間違った思い込みで聴いていたのだけれど、
今冷静に聴いてみてもしっかりカッコイイのだから、
やっぱり聴いてて良かったと思える(あまり無理して聴くもんでもないけど)。

こういう音楽って、
ドロップアウトしたインテリがロックを難しく考えすぎて生まれたような気がします。
爆弾作るか、音楽作るかそのどっちに行くかわからない不安定な「狂気さ」や「暗さ」が魅力なのかもしれません。

This Heat "This Heat"
this heat.jpg
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Sweet Mouse
元フェアーグランド・アトラクションのリーダー、
mark.E.nevinとbrian kennedyのユニットで、
1991年リリースのアルバム。

フェアグラはデビューしてから2年くらいで解散という短命。
88年に、今イギリスで注目のバンドとして11PMで「perfect」の生演奏を見たり、
TVKで良くPVが流れていたので自然と好きになった。

フェアグラというと、
どうしてもEddi Readerに注目が集まってしまうので
本当の"リーダー"に焦点をあててみよう。

解散と同年に出たこのアルバムは、フェアグラの延長線上にありつつも、
より繊細な音に仕上がったアコースティックでロマンティックで心安らぐ曲ばかり。

ジュディー・ガーランドをいつも聴いているようなセンチメンタルな子供だった彼らしい、
ロマンティックなイラストのジャケット。
決してしゃれているものではないけれど、
アルバムの優しい音を十分表現しているところにも共感できる。

この18年、MFQと同じくらい常に聴いてるアルバムとして、
この先も変わらず同じポジションでいてくれるとても素敵なsweet mouse。

2001年にリリースされたEddi Readerのアルバム"simple soul"
もまた変わらず聴ける優しい音で、フェアグラ・ファンは当然だが、
そうでなくとも長く付き合えます。
Rough Tradeからというのもなんだかうれしい。

Sweet Mouse "Goodbye To Songtown"
sweetmouse.jpg
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Beth Orton
B面がterry callierとの"デュエット"。

terry callierを知らない純粋な彼女のファンからはどう思われているか知らないが、
どちらも好きな僕には思ってもいなかったうれしい組み合わせ。
僕のレコード棚の中の年代の違う2枚が、
現実にレコード1枚になるなんて夢のようだった。

"lean on me"というのは当然な流れなのだけれど、
"everybody's talkin' "でおなじみのfred neilの"dolphins"をカバー。
これが音、セレクト共に個人的には素晴らしく思えます。
どちらも渋めの聴かすナンバー。

当時何かの雑誌で、
藤原ヒロシさん宅のレコード群の中に映っていたのが以外だったけど、
B面の内容からしたら当然あってもおかしくなく、
また、そんなに枚数も多くないであろう1枚を互いに持っているということが
うれしかったのも忘れられない。

ジャケット的には、彼女のファンとしては当然◎。
ファンでなくとも「顔ジャケ」としてその筋のマニアの目を惹く
ということも踏まえると、非の打ち所のない名盤と言っても誰も怒らないでしょう。

旦那はsquarepusherというのも興味深い。

Beth Orton "Best Bit EP"
beth orton.jpg
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